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国立大学法人 東京海洋大学長 松山優治の写真

国立大学法人 東京海洋大学長

松山優治

隅田川河口に位置します国立大学法人東京海洋大学越中島キャンパスには、日本における商船教育の象徴ともいえる国の重要文化財「明治丸」が保存されています。 また、その周辺には百周年記念資料館や、登録有形文化財に指定されている建物や記念碑もあります。

明治丸は、明治7年に英国の造船所で灯台巡回船として建造され、数次にわたり明治天皇の御座乗船としても使用されました。明治天皇が明治丸で奥羽巡幸から横浜港に安着された7月20日に因んで、昭和16年に「海の記念日」が制定され、平成8年からは祝日「海の日」になっています。

明治丸は、昭和53年、わが国に現存する唯一の鉄船で造船技術史上も貴重な存在として国の重要文化財に指定され、昭和63年の初めに保存修理工事が行われました。しかし、その後20年の歳月を経て、再び大規模な修復が必要になっています。そこでこの機会に、海を目指す若者の育成に資するため、海洋立国日本における海事の歴史を記録し、先端の海事技術を学ぶ「学びの場」、海事社会及び地域に開かれた大学としての「交流の場」を創出し、海運・造船等の海事産業への理解の促進と、青少年の海事意識の啓発、そして海事文化の拠点形成を図る事業として、「明治丸海事ミュージアム事業」を起こすこととしました。

この事業では、明治丸の修復、資料館・展示室の改修、展示品・情報ライブラリー等の整備を行うため、多くの資金が必要です。そこで東京海洋大学では、大学関係者はもとより、趣旨にご賛同いただける企業、法人、個人の方々に寄付を仰ぎ、本事業創設のご支援をお願いすることといたしました。本事業は、新たな海洋立国を目指す「海洋基本法」の理念に合致し、海を目指す若者の育成にも資するものと確信しております。何とぞ以上の趣旨にご賛同いただき、特段のご支援・ご高配を賜りますよう、切にお願い申し上げます。